-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
株式会社林総業、更新担当の中西です。
今回は、解体の流れについて
ということで、今回は、足場解体の流れを技術・安全・現場効率の観点から深く解説します♪
足場といえば「組立」に注目が集まりがちですが、実は「解体作業こそが現場の安全を左右する」といっても過言ではありません。
「組んだものをバラすだけ」と思われがちですが、実際の解体現場では以下のようなリスクと難しさがあります。
解体中の部材落下による事故リスク
作業員の墜落・転倒事故
周辺建物や通行人への落下物の影響
共用スペースでの作業による苦情
つまり、足場解体は、最も危険が潜む作業であり、慎重な計画と的確な手順が不可欠なのです。
足場解体は、次のような流れで進められます。
当日の天候・風速の確認
現場全体の作業工程確認(他業者との兼ね合い)
解体エリア・時間・動線の共有
墜落・落下防止策の最終確認
📌 作業員全員で「どこに危険があるか」を共有することで、事故を未然に防ぎます。
足場の周囲にメッシュシートや養生シートを再設置(解体時の部材飛散防止)
地上作業員用にヘルメット・防護柵を準備
必要に応じて、作業範囲を立ち入り禁止に
💡 周辺への配慮は、職人のマナー=現場評価にも直結します。
高所部から順に部材を外し、一つひとつロープで地上へ下ろす
作業床・手すり・親綱などは最後まで残す
必要に応じてブロックごとの部分解体
📌 ポイント
2人以上のチームで連携して解体
解体中に急な立ち上がり禁止
部材の投げ下ろしは厳禁!
解体した部材は種類ごとに整頓(単管・ジャッキ・筋交いなど)
積み込みまでの動線を確保
搬出トラックへ積み込み作業(必要に応じてユニック車使用)
💡 作業後の整理整頓がきちんとできている現場は、「次の現場も安心して任せられる」と評価されます。
取り残し部材やネジ類のチェック
周囲の清掃(ホコリ、泥、木片の除去)
現場監督・発注者と一緒に確認・引き渡し
🧹 “最後まで丁寧な対応”が業者の信頼につながります。
注意点 | 解説 |
---|---|
① 天候(強風・雨) | 解体中の部材が風であおられやすく、落下事故の原因になります。作業延期の判断も大切。 |
② 共用部分・近隣配慮 | アパート・マンションでは通行人・住人への声掛けや養生が不可欠。 |
③ 他業種との作業かぶり | 外壁塗装や電気工事と同時進行の場合、解体手順をしっかり共有しなければなりません。 |
④ 墜落防止対策 | 親綱・安全帯の使用と、手すりを“最後まで”外さない段取りが重要です。 |
⑤ 部材管理・搬出ルート | 解体した部材を雑に扱うと傷や曲がりが発生。保管・搬出の丁寧さがコストと資産を守ります。 |
解体と同時に積み込みが可能
人手・時間の削減につながる
近年は軽量アルミ製足場材が主流に
女性作業員でも扱いやすく、安全性アップ
手順の「見える化」で新人教育にも活用
事故報告や写真報告をリアルタイムで共有
足場の解体は、現場の最終段階であり、記憶に残る作業です。
トラブルなく、周囲に迷惑をかけず、安全に、スピーディに。
そんな解体作業ができるかどうかが、
「あの業者は信頼できる」「次も頼みたい」に直結するのです。
戸建て・ビル・工場まで幅広く対応
安全書類作成・日程調整も柔軟に対応
職人直営・丁寧で安心の対応をお約束します!
株式会社林総業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
株式会社林総業、更新担当の中西です。
今回は、設計について
ということで、今回は、「足場設計とは何か?」から、「設計におけるチェックポイント」「設計の技術的進化」まで、現場のプロの視点で深掘りしてお伝えします♪
足場工事と聞くと、「ただ組むだけ」と思われがちですが、実はその前段階の“設計”こそが、現場の安全性・作業効率・コストを大きく左右する極めて重要なプロセスです。
足場は「仮設」ではありますが、その設計には明確な目的と責任があります。
作業員の安全確保
作業効率の向上
建物へのダメージ防止
周囲(通行人・近隣)への安全配慮
法令遵守(足場特別教育、安全基準適合など)
つまり、足場設計は「単なる構造」ではなく、現場運営全体の戦略設計なのです。
足場設計は、以下のプロセスで進みます。
建物の高さ・形状・構造
足場の設置スペース(道路・隣地との距離)
地盤の状況(支持力・傾斜など)
荷物の搬出入経路
近隣建物とのクリアランス
📌 特に都市部では「敷地の狭小性」「通行制限」「騒音規制」など、環境要素が設計に直結します。
使用される足場の種類は主に以下の通り
種類 | 特徴 |
---|---|
枠組足場 | 中高層建築向け。組立て・解体が比較的速い。 |
くさび式足場 | 低層~中層に多い。狭小地や変形地に柔軟対応。 |
単管足場 | 自由度は高いが、組立に熟練技術が必要。 |
吊り足場 | 高架や橋梁など下部に足場が設置できない現場に |
💡設計時には、使用場所・作業内容・工程の重複有無なども考慮して足場構造を決定します。
使用する資材の荷重
作業員・工具・風圧などによる荷重
転倒・崩壊防止のためのアンカー計画、壁つなぎ
📐 JIS規格や労働安全衛生法に準拠しながら、余裕を持った設計荷重を設定することが重要です。
作業床の幅・高さ・隙間(安全帯の使用含む)
メッシュシートや防音パネルの設置位置
階段の位置、昇降のしやすさ
👷♂️「事故ゼロ」への取り組みは、設計段階から始まっているのです。
建物の立体形状を読み込み、足場の配置を3Dで確認
クライアント・職人・元請けとの共有がスムーズ
💡 実寸シミュレーションで干渉確認が可能 → 現場トラブルを未然に防止
測量ミスや手戻りを防止
高所や複雑な建物でも正確な計測
📷 写真+3Dスキャンで、そのまま設計ソフトへ連携可能です。
建築プロジェクト全体を3Dデータで統合管理するBIMに、足場データを組み込むことで…
他業種との干渉チェック
工程計画の最適化
資材発注の自動化
📈 「見える化」された設計と現場管理が、未来の足場工事の標準になります。
失敗例 | 原因 | 設計段階での対策 |
---|---|---|
足場の組み立てが現場で困難 | 隣地との間隔が不十分 | 現地調査時に周辺環境を徹底確認 |
作業中の動線が不便 | 階段や通路の設計不足 | 作業内容と工程をもとに最適動線を設計 |
クレーム発生(騒音・粉じんなど) | 養生や防音の計画が甘かった | シート・パネルの適切配置を設計に含む |
施工の前に、設計で8割が決まる
これは私たち足場業者の間でよく使われる言葉です。
✔ 安全性
✔ 作業性
✔ コストパフォーマンス
✔ 周辺環境への配慮
✔ 職人の信頼と働きやすさ
すべてを実現するために、「足場設計」は現場を支える最初の“見えない工事”とも言えるでしょう。
株式会社林総業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!