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第10回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

株式会社林総業、更新担当の中西です。

 

 

今回は、解体の流れについて

ということで、今回は、足場解体の流れを技術・安全・現場効率の観点から深く解説します♪

 

見落とされがちな“解体作業”の重要性を徹底解説!

足場といえば「組立」に注目が集まりがちですが、実は「解体作業こそが現場の安全を左右する」といっても過言ではありません。


足場解体の重要性とは?

✅ 解体=ただの“逆作業”ではない!

「組んだものをバラすだけ」と思われがちですが、実際の解体現場では以下のようなリスクと難しさがあります。

  • 解体中の部材落下による事故リスク

  • 作業員の墜落・転倒事故

  • 周辺建物や通行人への落下物の影響

  • 共用スペースでの作業による苦情

つまり、足場解体は、最も危険が潜む作業であり、慎重な計画と的確な手順が不可欠なのです。


足場解体の流れ(標準的な作業工程)

足場解体は、次のような流れで進められます。


① 作業前の打ち合わせ・KY活動(危険予知)

  • 当日の天候・風速の確認

  • 現場全体の作業工程確認(他業者との兼ね合い)

  • 解体エリア・時間・動線の共有

  • 墜落・落下防止策の最終確認

📌 作業員全員で「どこに危険があるか」を共有することで、事故を未然に防ぎます。


② 養生・落下防止措置の設置

  • 足場の周囲にメッシュシートや養生シートを再設置(解体時の部材飛散防止)

  • 地上作業員用にヘルメット・防護柵を準備

  • 必要に応じて、作業範囲を立ち入り禁止に

💡 周辺への配慮は、職人のマナー=現場評価にも直結します。


③ 上部から順に安全に解体開始(原則:上から下へ)

  • 高所部から順に部材を外し、一つひとつロープで地上へ下ろす

  • 作業床・手すり・親綱などは最後まで残す

  • 必要に応じてブロックごとの部分解体

📌 ポイント

2人以上のチームで連携して解体

  • 解体中に急な立ち上がり禁止

  • 部材の投げ下ろしは厳禁!


④ 地上部材の整理・一時保管

  • 解体した部材は種類ごとに整頓(単管・ジャッキ・筋交いなど)

  • 積み込みまでの動線を確保

  • 搬出トラックへ積み込み作業(必要に応じてユニック車使用)

💡 作業後の整理整頓がきちんとできている現場は、「次の現場も安心して任せられる」と評価されます。


⑤ 最終点検・清掃・現場引き渡し

  • 取り残し部材やネジ類のチェック

  • 周囲の清掃(ホコリ、泥、木片の除去)

  • 現場監督・発注者と一緒に確認・引き渡し

🧹 “最後まで丁寧な対応”が業者の信頼につながります。


解体作業で特に注意すべき5つのポイント

注意点 解説
① 天候(強風・雨) 解体中の部材が風であおられやすく、落下事故の原因になります。作業延期の判断も大切。
② 共用部分・近隣配慮 アパート・マンションでは通行人・住人への声掛けや養生が不可欠。
③ 他業種との作業かぶり 外壁塗装や電気工事と同時進行の場合、解体手順をしっかり共有しなければなりません。
④ 墜落防止対策 親綱・安全帯の使用と、手すりを“最後まで”外さない段取りが重要です。
⑤ 部材管理・搬出ルート 解体した部材を雑に扱うと傷や曲がりが発生。保管・搬出の丁寧さがコストと資産を守ります。

足場解体を支える技術と進化

✅ トラック一体型ユニック車の活用

  • 解体と同時に積み込みが可能

  • 人手・時間の削減につながる


✅ 電動インパクトと軽量部材の採用

  • 近年は軽量アルミ製足場材が主流に

  • 女性作業員でも扱いやすく、安全性アップ


✅ 解体手順のデジタル管理(タブレット・アプリ)

  • 手順の「見える化」で新人教育にも活用

  • 事故報告や写真報告をリアルタイムで共有


足場解体こそ、職人の技術と心配りが試される

足場の解体は、現場の最終段階であり、記憶に残る作業です。
トラブルなく、周囲に迷惑をかけず、安全に、スピーディに。

そんな解体作業ができるかどうかが、
「あの業者は信頼できる」「次も頼みたい」に直結するのです。


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